【お持ち帰りグルメ】ガッツサンド ミートショップとりよし(那珂川)

【お持ち帰りグルメ】ガッツサンド ミートショップとりよし(那珂川)

 ジューシーな味わいに柔らかい肉感が食パンに絡み、思わずもう一つと手が伸びる。「ガッツサンド」は精肉店「ミートショップとりよし」の隠れメニュー。食パンに厚切りの豚ヒレカツがぎっしり四つ入り、このボリュームで何と380円(税込み)という驚きの価格だ。「震災後、町民が元気になればとおいしい物を安い値段で提供した」と2代目店主の海老沢均(えびさわひとし)さん(66)。東日本大震災後、町の復興を願い妻の真知子(まちこ)さん(54)が考案した。

 海老沢さんは県野球連盟理事の肩書を持つ。ヤクルトにドラフト2位指名され、町内初のプロ野球選手となった星知弥(ほしともや)選手(宇都宮工業高−明治大)が学童野球時代に所属した馬頭ラッキーで監督を務めた。星選手は高校、大学時代、帰郷するとガッツサンドを頬張り、スピードボールを投げ込んだ。

 星選手の大学進学後は神宮球場に通い続け、今も熱心な明大ファン。ガッツサンドは明大野球部にも差し入れし、大好評だという。「知弥は肉が大好きで2、3パックはぺろりと食べる」と目尻を下げる。

 このほか、ボリュームたっぷりの大きな鶏肉をはさんだ「チキンカツサンド」(税込み300円)は、馬頭高生に人気のソウルフード。復興祈願でできたメニューは、町内の球児や子どもたちの元気の源になっている。

 ◆メモ 那珂川町馬頭329の2。午前7時55分~午後7時。不定休。馬刺しも人気メニュー。ガッツサンドとチキンカツサンドは1時間前に要予約。(問)0287・92・2142。