宇都宮市などは1日午後、局地的に非常に激しい雷雨に見舞われ、停電や信号機の消灯、道路冠水などの被害があった。宇都宮地方気象台によると、宇都宮の1時間雨量は最大54・0ミリに達した。
東京電力パワーグリッドによると、落雷で宇都宮市江曽島3丁目、江曽島町、陽南3丁目、下野市上古山、壬生町壬生丁などで計約4800軒が一時停電した。
宇都宮中央署などによると、宇都宮市本丸町付近では信号機6基が消灯し、警察官が交通整理を行った。同市陽南中近くの市道アンダーは冠水で約40分間、通行止めになった。
東北自動車道宇都宮インターチェンジでは、自動料金収受システム(ETC)の料金所が落雷の影響で利用できなくなった。有人のレーンしか通行できなくなり、出口付近が一時混雑した。
同市江曽島本町のアピタ宇都宮店は停電のため一時、非常用電源に切り替え対応。生鮮食品などに影響はなかったが、一部の空調やレジが使えなくなった。