県保健福祉部は1日、主に乳幼児の手足や口に発疹ができる「手足口病」の県内患者数が、直近1週間(7月22~28日)の集計で、1医療機関当たり21・94人となり、1999年の統計開始以来、最多となったと発表した。国の警報基準(5人)を大きく超えている。県内全域で流行しており、同部は手洗いの徹底など予防強化を呼び掛けている。

 県内48カ所の小児科医療機関を通じた患者報告数は1053人。7月第1週目(1~7日)には、1医療機関当たりの患者数が5・83人となり、約2年ぶりに警報基準を超えたが、さらに4倍近くも増加。過去最多だった2015年7月の17・88人を上回った。

 県内全6保健所管内で警報基準を超えている。年齢別の患者数は1歳が最も多く342人、次いで2歳が224人、3歳が164人だった。

 手足口病は5歳以下の乳幼児がかかりやすい感染症で、例年夏に流行する。発熱や食欲不振、喉の痛みなどの症状を伴う。症状は数日で収まる例が多いが、まれに重症化する場合もある。また、似た症状のヘルパンギーナの1医療機関当たり患者数も6・31人となり、警報基準の6人を超えた。

 同部は「せきやくしゃみ、便などを通じて感染する。こまめに手洗いをし、タオルの貸し借りを避けるなど予防に努めてほしい」としている。