【麺ロード】焼きそば桜井(栃木)

【麺ロード】焼きそば桜井(栃木)

 栃木市中心部の旧例幣使街道の裏通りにある焼きそば店。近所で長年続いていたおばあちゃんの駄菓子屋「定塚(さだづか)さん」の焼きそばの味を引き継ぐ。子ども時代に親しんだ味を懐かしむ中高年や、隣接地区の重要伝統的建造物群保存地区嘉右衛門(かうえもん)町を訪れる観光客らに人気だ。

 店主は桜井要祐(さくらいようすけ)さん(73)。約20年前まで京染・京呉服店を営んでいたが店をやめ、空いていたスペースに2008年12月、オープンした。

 きっかけは近所で駄菓子屋をやっていた定塚サダさん(故人)が店を畳むにあたり、桜井さんに「焼きそば店をやらないか」と勧めたこと。定塚さんは当時、90歳ぐらいだったという。定塚さんの下で約1カ月間、作り方を学んだ。

 看板メニューは、栃木市名物のジャガイモ入り焼きそば。もっちりした麺に、しっかりと味が入っている。それなのにソースがべと付かないのが特徴。2度ふかしの麺を市内の製麺会社から仕入れ、定塚さん秘伝の製法によるタレを掛け、よく焼いて作り上げている。大500円(税込み)、小350円(同)。スパイシーソース味もある。

 「お客さんを大事に」というのが定塚さんの教え。「『おいしかったよ』と言ってもらえることがもうけ」と鉄板の前に立つ。

 ◆メモ 栃木市昭和町2の10。午前10時半~午後6時。月曜定休。(問)0282・22・3739。