【麺ロード】一乃胡(佐野)

【麺ロード】一乃胡(佐野)

 佐野の西産業道路(県道佐野行田線)を西に入った、住宅街の一角に店を構える。伝統の佐野らーめんと、ヘルシーなごまらーめんが楽しめる店だ。

 店主の島田昌浩(しまだまさひろ)さん(37)は、佐野の名店「おぐら屋」で7年間修業後、2014年に開店。「胡(えびす)」はゴマを、「一乃(いちの)」は弓をまっすぐ射ることを意味することから、一つのこと(ラーメン)に向かって真摯(しんし)に取り組もうと、店名に付けた。

 看板のごまらーめん(税込み730円)は、修業時代にまかないで食べていた冷やし中華のたれで使う白ゴマペーストがヒント。独り立ちする際に、何かインパクトのあるものを店の売りにしたいと考えた結果だった。見た目は乳白色で濃いスープを連想するが、食べると意外にすっきりしていて、子どもからお年寄りまでが食べられる味に仕上がっている。

 らーめん(同580円)は、おぐら屋仕込みの自家製中太ちぢれ麺。すっきりしたしょうゆベースのスープと絶妙に絡み合う。佐野で一番大きいといわれる餃子(ぎょーざ)(3個、同260円)も好評で、皮が極厚でもちもち感たっぷりだ。

 「ごまらーめんで、佐野らーめんの新しい可能性を広げたいと思った。最近、他業種の方から紹介されて来店する客が多く、うれしい限りです」と笑顔を見せた。

 ◆メモ 佐野市赤坂町960の28。午前11時半~午後3時、同5~7時半。火曜(祝日の場合は翌日)定休。(問)0283・86・8777。