【塩谷】しめ縄生産が盛んな町内で、材料の青わらの収穫が始まっている。
JAしおのやによると、町内には23軒の生産農家がおり、県内有数の出荷量を誇っている。
上平、農業蓼沼義世(たでぬまよしよ)さん(82)は31日、家族5人で今シーズン初の収穫作業を行った。約1メートルに真っすぐ伸びた青わらを機械で刈り取り、約50本ずつ束にしていった。
数時間の天日干しを経て、乾燥機で水分を抜く。一部は早速秋からしめ縄作りに使われる。
今年は連日の雨で収穫が10日ほど遅れたが、蓼沼さんは「例年通りの出来栄え。まずは一番大変なわら取りを乗り切らないと」と汗をぬぐっていた。