【よるのみや】素材と調理にこだわるジビエ 馬鹿’s(バカズ)ハウス

【よるのみや】素材と調理にこだわるジビエ 馬鹿’s(バカズ)ハウス

 刺激的な店名とジビエ料理。野趣あふれるイメージにいざなわれ、扉を開く。明るい白壁にアットホームな雰囲気。あれ? 店を間違えたか。

 すると、恩田朋祐(おんだともひろ)代表(29)が「誰もが立ち寄りたくなる『温かい家』を目指しているんですよ」。一番人気のラムチョップ(税別680円)を笑顔で提供してくれた。

 とろっとした食感と味わいは、塩こしょうのシンプルな味付けならでは。皿に散らしたバルサミコソースを付ければ、さらに味わい深くなる。

 最近はジビエの「低脂肪、低カロリー、高タンパク」を求めて来店する人が多いという。かつて「クセがある」とされたが、シカのロースト(同2350円)一つ取っても懸念は無用だ。

 シェフの鳥井綾乃(とりいあやの)代表(32)は「うまみが詰まったドリップが出ないよう、常に心掛けています」。やはり塩こしょうのみで供された一品は、素材と調理の自信の表れだろう。

 一緒にどうぞ、と勧めてくれたワインには益子焼のグラス。見れば、料理の皿も一点物の益子焼だ。しゃれた器で飲んで食べて。楽しく「馬鹿」になれるすてきな家がここにある。