【麺ロード】真名子そば(栃木)

【麺ロード】真名子そば(栃木)

 自然豊かな農山村にある母子3代で営むそば店。毎日のように訪れる常連客がいるほか、土日は埼玉県などからも訪れ約30席の店内が満席状態となる人気だ。

 店主の鈴木和子(すずきかずこ)さん(60)は2代目。母親の田口愛子(たぐちあいこ)さん(85)が1973年に出した店を12年前に引き継いだ。鈴木さんの三女尚子(なおこ)さん(26)も店に立つ。

 太めの田舎そば。打つのは今も田口さんだ。農家に生まれ「そばが打てないとお嫁に行けない」と言われて育った。そば打ちは、そば好きだった父親に子どもの頃から仕込まれたという。甘味があってやさしいつゆは、親戚が営む信州のそば店で作り方を学んだ。

 一番人気は鈴木さんが店主になって加わった「にらそば天ぷら付き」(税込み900円)。甘味がある軟らかいニラを使い、喉ごしがいい。サクサクとした天ぷらは旬の野菜6、7品。このほかに2、3品付く。この時期ならユズや大根をアレンジするなど野菜づくし。「なるべく健康にいいものを出したい」という鈴木さんの思いが込められている。

 「にらとだいこんのおそば」(同700円)「長いものぶっかけそば」(同800円)も人気。もりそばと丼もののセットもある。鈴木さんは「母がやってきた店をずっと続けていきたい」と笑顔を見せた。

 ◆メモ 栃木市西方町真名子1060。午前11時~午後2時。月曜定休。(問)0282・92・2975。