【お持ち帰りグルメ】「平家最中」 ふる里本舗(日光)

【お持ち帰りグルメ】「平家最中」 ふる里本舗(日光)

 平家落人伝説が残る湯西川温泉街。各土産店で販売される名物「平家最中(もなか)」(税込み1個90円)は、同地区を訪れた観光客だけが購入できる“限定商品”だ。

 1970年創業の「ふる里本舗」による手作り。平家一門が使用した「丸に揚羽(あげは)紋」や、落人が出自を隠すために使用したと伝わる「丸に片喰(かたばみ)紋」を焼き入れたもなか皮は、ふんわりとした食感が特徴。北海道産の小豆を使用したつぶしあんは甘さ控えめで、口当たりの良さに舌を巻く。

 2代目店主の久岡元之(ひさおかもとゆき)さん(60)と妻の和恵(かずえ)さん(57)、息子の勇貴(ゆうき)さん(29)の親子3人で毎朝7時から作業を始める。特につぶしあんは直径1・2メートルの大きな銅鍋で煮詰め、3日間かけて完成させるという。秋の行楽シーズンや冬の「かまくら祭」など繁忙期には、1日に2千~3千個を作る。

 お彼岸やお盆には地元住民も購入する定番商品で、各温泉旅館の客室にも置かれている。「貧血防止など、温泉に入る前に食べるのがお勧め」と久岡さん夫妻はアドバイスする。当地を訪れた際は、雪景色や温泉を満喫しながら味わいたい逸品だ。

 ◆メモ 日光市湯西川678。午前9時~午後5時。水曜定休。6個入り税込み600円。(問)0288・98・0103。