【佐野】上羽田町の上羽田八幡宮(はちまんぐう)で、フクロウ科の渡り鳥アオバズクのひな2羽が卵からかえり、すくすくと成長している。
同八幡宮の横塚和夫(よこづかかずお)総代長(74)によると、今年のアオバズクは5月に飛来し、その後、巣箱内で卵を温めていた。
7月21~22日にはひなが巣箱から出て、周囲の杉の枝に止まって飛ぶ練習などを始めたという。
31日には、ひなは2羽並んで木に止まり、特徴的な黄色の瞳をきょろきょろさせながら、時折羽を広げるなど、愛らしい姿を見せていた。
横塚総代長は「暑さのおかげで、餌となる虫も増えてきて、すくすく育っている。来年も戻ってきてくれるかな」と話していた。
ひなは10日ごろには、東南アジア方面へ飛び立つ見込みという。