環境省が塩谷町の国有林を指定廃棄物処分場の詳細調査候補地に選定してから5年となった30日、町民有志約15人が同町役場前と国道461号玉生交差点で、白紙撤回を訴える「サイレントアピール」を行った。
処分場問題などに反対する町民有志らが企画した。「処分場問題を風化させるな」「7月30日は通告記念日」などと記した手作り看板やのぼり旗を持ち、沿道に立った。
呼び掛け人の柿沼久夫(かきぬまひさお)さん(70)=同町玉生=は「町内に一段落した雰囲気があるのを感じるが、思いを新たにしないと白紙撤回はできない」と話していた。