紅葉の雲巌寺、初の薪能 19日に大田原、「子どもたちに本物を」と企画

 【大田原】紅葉の雲巌寺で能の舞台を味わう「雲巌寺 荘厳なる世界へ『薪能』」が19日、雲岩寺の同寺境内で初めて開かれる。

 伝統の薪能や狂言の舞台のほか、子ども向け能楽体験などが予定されており、主催者は「荘厳な雲巌寺で伝統芸能を味わえる特別な機会。特に子どもたちに本物を見てほしい」としている。

 日本の伝統を子どもたちに広めようと、能のイベントを多数開催してきた市内の地域づくりグループ「夢の郷づくり研究会」(五月女(そうとめ)昌巳(まさみ)会長)が主催し、同寺と須賀川地区の同グループ「やみぞあづまっぺ協議会」が共催する。

 臨済宗妙心寺派の雲巌寺は弘安6(1283)年に開山。現代においても、雲水と呼ばれる修行僧が世俗から離れて修行に打ち込む禅寺で、観光化されていない。住職の原宗明(はらそうみょう)老師(72)は「子どもに見せるための能の舞台なら、私の生きる方向、進む方向に沿っている」と境内の使用を特別に許可した。

 五月女会長は「雲巌寺で舞台を開くことができ、非常に光栄。多くの子どもたちに見てほしい」と呼び掛けている。入場無料。