書類棚の周りで打ち合わせをする県経営支援課の職員たち=県庁

 県産業労働観光部で本年度、席に座らず立ったまま話し合う会議が増えている。民間企業で導入されている手法で、働き方改革の一つとして取り入れられた。職員からも「集中的に意見が出るようになった」「時間が短縮できた」と好評だ。

 やり方は各課によってそれぞれ。経営支援課では4月から打ち合わせに「スタンドアップ・ミーティング」を導入した。月曜朝は、課長を含む数人の職員が書類棚や簡易テーブルの周りに集まり、予定を調整したり情報を共有したりする。

 20分ほどの打ち合わせでも、座っていた時より5分ほど短縮できるという。職員同士の距離も近くなるため、書類は1部あれば全員で見ることができ、ペーパーレス化や事務の効率化につながっているという。

 導入を提案した野間哲人(のまてつと)課長は「立っている分、より気が引き締まるので休み明けでもメリハリが出る。以前よりアイデアが出るようになった気がする」と話す。

 隣接する工業振興課では、以前から課長席周辺で一部取り入れていた。4月からはさらに書類棚の周りに立って話し合いを始めた。30人を超える職員がいる中、数人ずつのグループで集まり、打ち合わせをする光景が1日何度も見られ、打ち合わせ全体の7割がこのやり方になったという。

 関本充博(せきもとみつひろ)課長は「集中して効率良くやろうという意識が働く。しっかり準備して臨むことにもつながるので、結果的に時間が短縮される」と説明している。