祝賀ムード祭りに熱 4年ぶり大屋台パレード 那須烏山「山あげ祭」

祝賀ムード祭りに熱 4年ぶり大屋台パレード 那須烏山「山あげ祭」

 【那須烏山】烏山地区で開催中の「山あげ祭」で22日、「烏山の山あげ行事」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を記念した「全町大屋台パレード」が行われた。大屋台パレードは4年ぶり。輪番制に加わる全6町の屋台が登場し、各町がおはやしで競演する「ブンヌキ」も行われた。沿道には大勢の見物客が詰め掛け、市街地はお祭りムード一色に染まった。

 この日、蒸し暑さの中で、6町の若衆らがそれぞれ華やかな装飾などが施された屋台6基を引き、JR烏山駅前に集結した。

 出発式には大谷範雄(おおやのりお)市長や三森文徳(みもりふみのり)県議、烏山山あげ保存会の島崎利雄(しまざきとしお)会長ら関係者が参加。山あげ行事と同じくユネスコ登録された「鹿沼今宮神社の屋台行事」がある鹿沼市の佐藤信(さとうしん)市長も姿を見せ、「素晴らしい伝統を守るため、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら努力したい」と祝辞を述べた。

 山あげ行事を行う各町若衆の筆頭世話人6人が鏡開きを行った後、参加者は仲町交差点に向けて出発。おはやしを鳴らしながら、大屋台と一緒に約1・5キロを練り歩いた。沿道の人々は熱心に写真を撮ったり、声援を送ったりしていた。

 到着後にブンヌキが行われ、太鼓などの激しい音や若衆らの勇壮な掛け声が響き合い、熱気に包まれた。

 初めて祭りを見に来たという宇都宮市宿郷5丁目、会社員池上寛(いけがみひろし)さん(38)は「迫力がすごい。屋台もそれぞれの特徴があって面白いですね」と笑顔だった。