注文を受け次々と出来上がるうな重=27日午後、宇都宮市本町

 「土用の丑(うし)の日」の27日、県内各地の飲食店には、夏の暑さを乗り切ろうと多くの人がウナギを求めて足を運んだ。

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 宇都宮市本町の「割烹(かっぽう)酔心」には、例年とほぼ同じ約100食分の注文が入った。午後4時ごろから、料理人が串に刺したウナギを、しょうゆベースの特製だれに付けて焼き始めると、店内には香ばしい匂いが立ち込めた。

 ウナギは稚魚の深刻な不漁が続く。オーナーの伊沢正博(いざわまさひろ)さん(82)によると、一部の仕入れ値は昨年より1割ほど高めだったが、同店は通常のうな重を期間限定で1800円(税込み)で提供しており、好評という。

 伊沢さんは「ウナギは高級な行事食としてではなく、気楽に楽しんでもらいたい。栄養満点なので、丑の日以外もぜひ味わってほしい」と呼び掛けていた。