みこし担いで回して 80年超の伝統、足利の粟谷町

みこし担いで回して 80年超の伝統、足利の粟谷町

 【足利】練り歩いたみこしをひっくり返し、こまのように地面の上で回す珍しい子どもみこしが16日、粟谷町内で行われた。地元の小中学生23人と保護者らが参加し、「わっしょいわっしょい」と元気に声を上げながら町内を練り歩いた。

 同町で80年以上続く伝統行事。事前に指定した家庭の庭先までみこしをかつぎ、屋根の部分を地面に付けて反時計回りに数回回す。今年は7軒の家庭を巡り、家内安全や子どもの健康などを祈願した。

 みこしに使う備品などの費用は、子どもたち自らが地域で寄付金を集めてまかなうという。

 町内では少子高齢化が進み、参加者は減少傾向にある。育成会長を務める吉川清(よしかわきよし)さん(41)は「地区の先輩方が積み重ねてきた伝統なので、可能な限り続けていきたい」と話した。