クリスタル味覚賞を受賞した「とちぎ霧降高原牛熟成肉」

 食肉加工卸の渡清(宇都宮市東宿郷5丁目、渡辺秀夫(わたなべひでお)社長)は、ベルギーの国際味覚審査機構(ITI)の2019年審査会で「とちぎ霧降高原牛熟成肉」が3年連続で優秀味覚賞「三ツ星」を獲得し、ドライエージング(熟成)牛肉で初めて「クリスタル味覚賞」を受賞した。

 とちぎ霧降高原牛は、ホルスタインと和牛の交雑種。同社はヒマラヤ岩塩やスコッチウイスキーをまぶして白カビを発生させた牛肉を用いる。イタリア製の専用熟成庫で、温度や湿度、微生物の活性状況など独自の管理方法で約45日間熟成させる。

 審査会ではうま味、柔らかな口当たり、ナッツのような芳醇(ほうじゅん)な香りが評価されたという。

 渡辺社長は「今回の受賞は当社の加工技術や本県牛肉の知名度を上げることになり、JA、生産者の励みになる」と喜ぶ。

 同社はとちぎ霧降高原牛熟成肉のほか、独自の熟成技術を生かした「白かび和牛サラミ」、今春発売の和牛生ハム「ブレザオラ」の引き合いに対応できない状況が続いているという。今年末を目指し、熟成庫を増設して熟成肉製品の生産能力を10倍に引き上げる。