乳児院「夢」で20日、初の夏祭り 「特別な日に」、多くの協力得る 佐野

 【佐野】米山南町の乳児院「夢」は20日、施設で生活する子どもたちに夏祭りを体験してもらおうと、「『夢』夏祭り」を同所で初めて開催する。子どもたちの大半は、出産直後や生後間もなく同乳児院に入所した。外出などを巡りさまざまな制約もあり、外部の人と触れ合う機会が極端に少ないことなどから、これまで夏祭りの経験がなかったという。佐野東ロータリークラブやボランティアの協力を得て企画した同乳児院は「子どもたちには初めての体験で反応が楽しみ。子どもたちにとって特別な日になる」と期待している。

 2013年に開所した同乳児院は、育児放棄などによって家庭での育児が困難な0~3歳の乳幼児9人(定員9人)が生活。しかし車で移動する場合は人数分のチャイルドシートが必要になったり、職員の負担が増えたりするため、外出や外部の人と接する機会は極めて少ない。3歳の子どもも夏祭りなどの行事に参加したことがないという。

 夏祭りは同ロータリクラブが今春、同乳児院へ善意金を寄付するとともに夏のイベントを提案したことがきっかけ。同乳児院も、幼少期からさまざまな経験をすることで成長に好影響になればと開催を決めた。