板室温泉郷にオープンする「湯宿きくや」=那須塩原市

 板室温泉郷の一軒宿を運営していた「きくや一望館」(那須塩原市板室、加藤雅之(かとうまさゆき)社長)は、温泉郷の中心街に移転新築し、1日3組限定の旅館「湯宿きくや」として8月5日にオープンする。板室温泉郷で民間宿泊施設が新築開業するのは11年ぶりという。

Web写真館に別カットの写真

 湯宿きくやは、約40年前まであった広さ約660平方メートルの旧本館跡に、2階建て延べ床面積293平方メートルを新築した。館内は、那須町在住の北欧家具職人須藤生(すとういくる)さんが製作した木製シャンデリアや壁付け照明をあしらった。また無垢(むく)のテーブルを置くなど、温かみのある北欧テイストの空間を演出する。

 広さ約40平方メートルの客室3部屋は、ツインベッドの寝室と居間などで構成する。各窓際には源泉かけ流しの半露天風呂なども備え、「第3の故郷にいるような、大自然に囲まれた中でリフレッシュできる湯の宿」にするという。

 主に40代以上の夫婦や親子、友人同士などミドルシニア層をターゲットに据える。お祝いや記念日に親戚などと一緒に過ごす3部屋の1棟貸しもする予定。

 今年12月(年末など除く)まで、記念料金1泊2食付き1人1万9800円。

 きくや一望館は湯治客など35人収容の施設だったが、築後約40年のため顧客ニーズに合わなくなり、今年1月で営業を停止していた。