頂上目指し「わっしょい」 足利で梵天祭り 15メートルの杉担ぎ上げ

頂上目指し「わっしょい」 足利で梵天祭り 15メートルの杉担ぎ上げ

 【足利】長さ約15メートルの杉丸太を担いで頂上に登り、日の出とともに打ち立てる伝統行事「梵天(ぼんてん)祭り」が14日、小俣町の石尊山(せきそんさん)(486メートル)で行われ、五穀豊穣(ほうじょう)が祈願された。

 江戸時代中頃からの歴史を持つ県指定無形民俗文化財の祭り。毎年8月14日に行われ、盆休みに帰省する地域住民らが伝統を支えている。

 市内外から集まった担ぎ手約60人は午前4時に麓を出発。暗闇の中ヘッドランプなどの明かりを頼りに、直線的な急坂「梵天道」を登った。難所に差し掛かると「わっしょい、わっしょい」と声を合わせ、約1時間半で梵天竿(ぼんてんざお)を担ぎ上げた。

 先端に幣束(へいそく)を付けた竿が立ち上がると、「魔よけ」になると言われる幣束の抜き取りに若者らが挑戦。参加者が抜き取りに成功すると、歓声が上がった。