天棚が4年ぶりに復活 鹿沼・上深津地区

 【鹿沼】15日に開かれる上深津地区の天祭に、4年ぶりに天棚が登場する。同地区にある天棚は1877年(明治10年)に造られたとされ、地域住民に歴史ある天棚を見てもらいたいと、地元有志が準備を進めている。9日には丸1日かけて天棚の組み立てが行われた。来年以降も定期的に天棚を組み立てる予定という。

 同地区では毎年8月、風雨順調や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する天祭が長く開催されてきた。しかし、祭りの祭壇となる天棚は組み立てなどに大きな労力が必要なため、1983年を最後に2011年まで組み立てられなかった。

 同年の組み立ては、子どものころに天祭での天棚を見ていた上深津囃子(はやし)保存会副会長の山崎正士(やまざきまさし)さん(42)が同会の仲間に呼び掛けて実施した。今回は山崎さんが事務局長を務め、地域住民約30人で組織する「第2回上深津天棚祭り実行委員会」が組み立て作業や、天祭当日の運営に当たる。