「あかちゃんタイム」広がる 親子で来館しやすく 栃木県内8市22図書館導入

 乳幼児を連れた保護者にも気兼ねなく図書の閲覧をしてもらおうと、図書館が曜日や時間を設定する「あかちゃんタイム」。県内では3年前に宇都宮市が導入して以来、14市のうち半数超の8市22館が実施し、広がりを見せている。図書館というと静かなイメージがある中、親子で来館しやすい環境を整えることで、低年齢から本に親しむきっかけづくりや社会が子育てを温かく見守る雰囲気の醸成にもつながっている。

 11月28日午前の宇都宮市東図書館。あかちゃんタイムの開始を知らせる館内放送とBGMに合わせるかのように、抱っこひも姿やベビーカーを押した母親と乳幼児が次々と来館した。おはなし会に参加したり、一般の来館者に交じって親子で本を探したりする光景があちらこちらで見られた。

 あかちゃんタイムは全国各地で導入する図書館が増えており、県内では2014年5月、宇都宮市の5館でスタート。子育て中の市民からの要望もあり導入したという。

 下野新聞社の調べでは、県内で実施している市は宇都宮とさくら、矢板、栃木、足利、小山、鹿沼、那須塩原。週1、2回から月1、2回のペースで設定し、時間帯に合わせておはなし会を実施する館も多い。