平和希求、陛下に感謝 栃木県民から、いたわりの声

 天皇陛下が2019年4月30日に退位することが1日、皇室会議で決まった。静養で毎年訪れる那須御用邸、陛下が太平洋戦争中に疎開した日光など、陛下や皇室とゆかりが深い本県。「長い間お疲れさまでした」「新しい時代も平成のように平和に」。県民からは陛下への感謝と次代に思いをはせる言葉が相次いだ。

 「国民を気遣って退位という難しい決断をされたと思う」。栃木市境町、自営業出井新(いでいあらた)さん(45)は退位日を「ちょうど良い時期で、国民のことを考えてきちんと引き継ぎをしようとする陛下の気遣いが感じられる」と受け止めた。

 日光市板橋、歴史研究家田辺博彬(たなべひろあき)さん(72)も平成を振り返り「戦争のない時代で幸せに過ごせた。新しい時代でも平和な社会が続いてほしい」と願った。「陛下はご高齢でも全国各地を巡り、精力的にご公務に取り組んできた。ゆっくり休んでいただきたい」といたわった。