新聞販売店「野生動物の対策を」 バイク事故多発で栃木県に要望

 鹿沼市内で10月、新聞配達中のバイクと野生獣が衝突したとみられる事故が2件発生したことを受け、県新聞販売連合会(佐藤勉(さとうつとむ)会長)は29日、県に「野生獣の適正管理を求める要望書」を提出した。こうした要望は初めて。

 1件目は10月9日、バイクで新聞配達中の男性(69)が転倒し死亡。2件目は同26日、新聞配達中の男性(60)のオートバイが転倒し重体となった。2件目はシカと、1件目も動物と衝突したとみられる。

 同会によると、2件の事故以外にも足利、佐野、日光市などで新聞配達中のバイクとシカ、イノシシの接触事故が相次いで発生。県東部の八溝地域ではイノシシの目撃情報が増えている。要望書では「十分な安全対策を行っても、野生獣の急な飛び出しに対応できず、配達員の注意だけでは防ぐのが困難」と指摘した上で、「捕獲頭数の増加など野生獣の適正管理を強化してほしい」と求めている。