若草中から角界へ 3年・相馬が藤島部屋へ 「不安はない。楽しみ」

 大田原市・若草中3年の相馬健人(そうまけんと)(14)が来春、大相撲の藤島部屋(東京・荒川区)に入門することが決まった。29日、同部屋の二子山親方(元大関・雅山)が同校を訪れ、「伸びしろがあり、ほしい存在だった」と期待を寄せた。小学生の時に掲げた夢の実現に、相馬は「不安はない。楽しみ」と希望に満ちあふれた表情を見せた。

 相馬は市野沢小5年生時に相撲を始めた。中学入学時はわずか部員5人の中でも団体選手に選ばれないなど「『大丈夫か』と思うほど弱かった」(三田尚紀(みたなおのり)監督)。

 しかし、人一倍の食事量を取り、相撲雑誌を読みあさるなどして夢へ邁進(まいしん)。入学時は身長173センチ、体重86キロだった体格は184センチ、125キロにまで成長した。今夏は主将として関東大会団体優勝、全国大会8強入りの原動力となり、三田監督も「消極的な相撲を取らず、勝敗にかかわらず思い切りがいい。好きな心とプロになる目標だけで頑張ってきたが、2年半で化けた」と目を細めた。

 現役時代はスピード出世し、“平成の怪物”と称された二子山親方は、小学生時から目に掛けていた相馬の強気な性格と独特の体の柔らかさを評価。「最初の1、2年は筋力で負けると思うが、体も大きくて研究熱心。大丈夫」と太鼓判を押した。