療養中ミャンマー人男性の「救援基金」が目標額到達 留学中に結核発症、帰国へ

 【栃木】ヤマトファッションビジネス専門学校(湊町)に留学中に結核が発症し、長期療養中のミャンマー国籍のピョー・ミン・トゥンさん(26)を支援しようと、同校教職員の有志らが立ち上げた救済基金が29日までに目標金額の150万円に達し、ピョーさんの帰国が決定した。12月1日に帰国するピョーさんは「帰国が決まってうれしい。本当にありがとう」と感謝している。

 ピョーさんは2014年に来日し、16年に同校デザイン科に入学。しかし今年3月に結核が判明し、宇都宮市内の病院に転院。一時重篤な状態になったものの、治療や懸命なリハビリもあり、現在は約20分ほど歩けるまでに回復。結核菌は出なくなり、母国でもリハビリを続けることを条件に医師から帰国の許可が下りた。

 ピョーさんは9月に留学ビザが切れ、同校は退学扱いになった。教職員が公的な支援制度を探したが見つからず、同校と市国際交流協会が9月に基金「ピョーくんを救う会」を設立。教職員らのカンパ約60万円のほか、一般や市内の企業など学外から約90万円が集まり目標額に届いた。