存続の危機「子ども歌舞伎」12月2日の発表会へ熱気 茂木・飯野地区

 【茂木】飯野地区の小学4~6年生11人が、2日に中川小で開かれる学習発表会で同地区に伝わる町無形文化財の伝統芸能「飯野歌舞伎」の小学生版「子ども歌舞伎」を披露する。明治時代中期に始まったとされる飯野歌舞伎は、高齢化などによる担い手不足で2014年3月を最後に休止状態。子ども歌舞伎も6年生6人が卒業する来年以降は継続が危ぶまれており、児童たちは「最後かもしれない歌舞伎を全力で演じたい」と意気込んでいる。

 飯野歌舞伎は、同地区を公演で訪れた歌舞伎役者市川延十郎(いちかわえんじゅうろう)に習った農民たちが、「大和座」として演じた大衆歌舞伎が起源とされる。戦争や座員不足により休止と再開を繰り返し、1986年に地元のおはやし保存会が20年ぶりに復活。住民組織が数演目をたびたび披露してきた。

 子ども歌舞伎は1988年に旧飯野小で始まり、98年に中川小と統合された後は、地域の伝統芸能研究の一環として2002年から演じられている。児童が役者だけでなく口上やツケ打ちなどの裏方も担い、大人の歌舞伎休止後も会員の指導で発表を続けてきた。