来場者の目を引いている歌麿の「見立唐人行列」=20日、静岡市美術館

 那須塩原市の医師宅で見つかった江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)の唯一の大判7枚組み錦絵「見立唐人行列(みたてとうじんぎょうれつ)」と同じ作品が、28日まで静岡市葵区の静岡市美術館で展示されている。米国の女性収集家メアリー・エインズワースの「浮世絵コレクション展」の貴重な出品作品の一つ。今回、国内で初めて同作品全7枚がそろって見つかったことで関心も高く、同館は「鑑賞の好機。里帰りした作品を見てほしい」としている。

 同展は、エインズワースの没後、母校の米国オーバリン大の美術館に寄贈されたコレクションの中から厳選した約200点を展示する。初の日本国内巡回展の2カ所目で、4~5月に千葉市美術館で開かれた。8月10日~9月29日には大阪市立美術館で開かれる。

 午前10時~午後7時。(問)静岡市美術館054・273・1515。