塩谷のコメと水、セット商品に 栃木農業高生が企画、25日に宇都宮で販売

 【栃木】栃木農業高3年の有志8人が、環境省の名水百選「尚仁沢の水」を水田で使い生産した塩谷町産のコメと名水をセットにして商品化した。おいしさと一緒に産地の豊かな自然や環境の魅力を消費者に伝え地域の活性化につなげようと、町や生産者の協力を得て企画した。25日に宇都宮市元今泉5丁目の宇都宮駅東公園で開かれる「第55回技能五輪全国大会」の併催イベント「技と食のおもてなしフェスタ」に出店し、初めて販売する。

 8人は農業科と生物工学科で学び環境科学部に所属する男女。3年間の生産学習の集大成として生産の先にある流通・販売を実践しようと、本年度に入ってコメに関する商品開発を模索してきた。

 「水田の水源の水でコメを炊けばよりおいしく食べられるのではないか」と考え、水の専門家らのアドバイスを基に検証。豊かな水に恵まれる中山間地で稲作が衰退している県内の実情などを学び、農村の活性化にも役立ちたいと調査を進める中、メンバーの一人の親類がいる塩谷町を取り上げることにした。

 商品化したセットは、同町の農家が生産した減農薬減化学肥料のコシヒカリ(2合)と、炊飯用の尚仁沢の水のミネラルウオーター500ミリリットルで価格は500円(税込み)。メンバーがデザインしたオリジナルの袋入りで、「しおやのなみだ」と名付けた。量は消費者が持ち帰りやすいよう配慮した。

 代表の小原絵恋(こはらえれん)さん(18)は「おいしいおコメと水のセットで、塩谷町の知名度が上がればいい」と意気込む。25日は100セットを取り扱う予定で、セットの水を使ったおいしい炊飯方法も紹介する。今後はネット通販を計画するほか、合同会社設立も目指している。