【矢板】市は今月から、一般、大学などの管弦楽、吹奏楽練習や文化財調査といった文化芸術関係の団体が延べ宿泊者数10人以上で市内宿泊の合宿を行った際、宿泊費、施設使用料など最大10万円を補助する事業を始めた。市は「文化系合宿への支援は県内初」としており、県内外の関係団体などへ呼び掛けて交流人口増加や経済効果拡大を目指す。

 文化芸術の合宿は音楽分野の練習活動や美術分野での展示活動が対象で、ジャンルは問わない。文化財調査・研究の合宿は日本遺産の構成文化財や歴史、自然などのテーマを想定する。

 各団体に活動をPRしてもらい地域との交流を図ってもらうため、無料公開の発表会や作品展開催、成果発表などを行うことが条件となる。

 宿泊費は、延べ宿泊者数1人当たり1千円を補助する。合宿中に公民館や市文化会館などの施設を使った場合の使用料も対象で、文化財調査で活用する可能性がある矢板武記念館などの入館料も含むことができる。これら経費の合計で10万円が上限。

 補助は1団体で年度ごとに1回。合宿の15日前までに市生涯学習課への申請が必要。斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は「多くの団体に利用してもらうことで市の文化レベル向上にもつながる。『合宿するなら矢板』と言ってもらえるような取り組みにしたい」としている。

 (問)同課0287・43・6218。