参院選の勝敗を左右する「1人区」の栃木選挙区では届け出順に、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)の3人が立候補。17日間にわたり論戦を展開してきた。

 選挙戦最終日となった20日は高橋、加藤の両氏が大票田の県都宇都宮市を中心に街頭演説。高橋氏は「農林業、小規模事業者ら地方の土台を守る人を支えたい」と訴えた。自民県連会長の茂木敏充(もてぎとしみつ)経済再生担当相は経済の好調ぶりを踏まえ、高橋氏や自民への支持を呼び掛けた。

 加藤氏は「弱い人に光を当てるのが政治。栃木から風穴を開けよう」と力を込めた。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「20年先を見据えることができる候補者だ」と応援した。町田氏は足利市で街頭演説し、支持を求めた。

 投開票日の21日は、午前7時から午後8時まで投票を受け付け、22日午前0時すぎには大勢が判明する見通し。県内投票所は830カ所で、栃木、佐野、那須烏山、茂木など8市町の170カ所は1~2時間、投票時間が繰り上げとなる。県内有権者は約164万7千人。

 今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年(いどし)選挙」で、選挙疲れなどから投票率が落ち込む傾向が強く、低投票率が懸念されている。2016年の前回参院選投票率は51・38%。投票率の行方も大きな焦点となる。