廃棄ママチャリを再生、耐久レースに挑戦 芳賀地区ごみ処理施設

 【真岡】堀内にある芳賀郡市1市4町のごみ処理施設「芳賀地区エコステーション」は、廃棄された「ママチャリ」を再生し、26日に茂木町桧山のツインリンクもてぎ(TRM)で行われる4時間耐久レースに初出場する。張り切って整備した自転車について、主催者から「高性能過ぎる」と手直しを求められる不測の事態を越え、「エコ」の可能性をアピールする。

 エコステーションは、年間数百台持ち込まれる自転車を再整備し、約90台を安価で住民に提供している。

 エコステーション熱回収施設を管理・運営する神鋼環境メンテナンスの運転責任者豊田公治(とよたきみはる)さん(43)ら社員が、TRMの自転車耐久レース「もてぎエンデューロ」を知った。「再生品で、身近なママチャリの部に出れば、エコ意識高揚やエコステーションPRにつながる」と思い立った。

 7月から豊田さんらは休日に集まり、ギアのパーツまでいったん解体し、競技に耐えられるようにママチャリ2台を組み上げた。主催者から「3段ギアでかごが付いていればOK」と聞いていたことから、ママチャリのボディーを使いながらも、リサイクルのドロップハンドル、ロード車のホイールなどに付け替えた。

 ところが、10月末、まさかの事態が。「念のため」と再生した自転車について確認したところ、改造の度が過ぎることを指摘された。「TRMにとって想定外の改造だったのだろう」と肩を落としながらも、1台を「ママチャリ仕様」に戻し、レースに臨む。