21日投開票の参院選の政見放送は公選法改正に伴い、政党が公認・推薦した候補者に限り、従来の放送局スタジオ収録に加え、独自に撮影した映像を使えるようになった。栃木選挙区では与野党候補2人が独自映像を制作。テレビ・ラジオでの放送は終了しているが、インターネット動画サイトなどで見られる。

 自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)の政見放送は、安倍晋三(あべしんぞう)党総裁の映像からスタートする。その後、田園を背景に高橋氏が登場。キャッチフレーズの「地方を守り抜く」をテーマに、農林業の現場を作業着姿で歩き、これまでの実績を紹介していく。

 5月上旬までにドローンなども使用して撮影したという。陣営は「地元密着型の政治家である点を強調したかった」と話す。

 立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は白のジャケットにイチゴのブローチを着けた装いで、議員秘書時代の活動や政策を説明。「新人 43歳」というテロップが入り、若さをアピール。最後には各世代の有権者が、政治に望むことを書いたボードをそれぞれ掲げる。

 「無党派層に響く内容にした」と陣営。最新の政治情勢を踏まえた内容にするため、公示日直前に完成したという。

 政治団体からの出馬は映像を持ち込めないため、「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)はスタジオで収録。「知名度がないので目立つしかない」とイチゴのかぶりもので政策を訴えた。