第25回参院選は21日、投開票される。栃木選挙区(改選数1)には3人が立候補し、与野党対決を展開。6年半を超えた安倍政権の評価が主な争点となり、県内165万人有権者の審判が下る。一方、有権者の関心は低調なまま推移しており、選挙戦最終日の20日まで各陣営の懸命な訴えが続きそうだ。

 栃木選挙区の立候補者は届け出順に、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)。再選を目指す高橋氏に、県内野党による統一候補の加藤氏が挑む戦いが軸となっている。

 高橋氏は「地方を守り抜く」をキャッチフレーズに、高根沢町長や県議としての経験に加え、国土交通政務官としての実績をアピール。農林業振興や中小企業・小規模事業者への支援など地方を意識した政策を掲げる。150の推薦団体の支援を受け、盤石な組織戦を図っている。

 加藤氏は「20年先を見据えて次世代へつなぐ」をキーワードに、消費増税凍結や憲法9条改定反対などが公約。400回を超えた街頭演説で老後資金2千万円問題を挙げ、「今の政治は暮らしからかけ離れている」と訴えている。各党選対が連携し、連合栃木や市民団体が支援する。

 町田氏は、NHK受信料契約者のみが視聴可能になるスクランブル放送の実現を訴え、インターネット上で支持を呼び掛けている。

 下野新聞社が14~16日に実施した世論調査では、県民の関心度は66・9%で、投票率50%を切った13年参院選を下回った。低投票率が懸念される中、各候補は20日、宇都宮市などで最後の訴えに力を入れる。

 午後7時から、高橋氏は同市針ケ谷町の「ヨークベニマル針ケ谷店」、加藤氏はJR宇都宮駅西口付近でそれぞれ街頭演説。町田氏は午後2時、足利市の東武足利市駅前を予定している。