日産自動車栃木工場「しっかり車造る」 信頼回復期す社員ら

 日産自動車栃木工場(上三川町上蒲生)も7日、停止していた国内向け車両の生産を再開した。

 同社によると、問題となった完成検査を確実に実施するため、生産ラインはスピードを多少落として稼働させているという。フル生産に向け、準備が整ったところから少しずつ生産を再開しているといい、出荷は今後始まるとみられる。

 工場で働く20代の男性社員は「正直ほっとした」と表情を一瞬緩ませた後、「お客さんに迷惑を掛けている。これからまたしっかり車を造っていかないといけない」と強調した。

 別の男性従業員(59)は「販売店が今、一番つらい思いをしている。新たな体制に慣れるまでに時間はかかるだろうが、(生産再開によって)一つのめどがついた」と冷静に語る。その上で「失った信頼を取り戻すのは大変だが、時間がかかっても信頼を取り戻していくしかない」と話した。

 栃木工場は他の工場と同様に、完成検査工程に正規の検査員以外、立ち入れないようにするなどの再発防止策を講じている。