中山間部へ移動販売車 JA足利、買い物弱者を支援

中山間部へ移動販売車 JA足利、買い物弱者を支援

 【足利】中山間部の買い物弱者支援や地域ブランド野菜「あしかが美人」のPRを目的に、JA足利(石橋孝雄(いしばしたかお)組合長)は21日、同JA直売所で扱う商品を載せた移動販売車の運行を始める。6月に市と締結した「地域活性化に関する包括連携協定」に基づく第1弾の取り組み。弥生町の同JA本所で6日、和泉(いずみ)聡(さとし)市長ら関係者約30人が出席してお披露目式が行われ、石橋組合長は「高齢者に買い物の楽しみを提供したい」と意欲を語った。

 管内に5カ所ある直売所「あんあん」にちなみ、「あんあん ぐるりん号」と名付けられた移動販売車(軽トラック)は、冷蔵庫、ショーケース、手洗い設備などを完備。農産物や生鮮食料品、日用品など約100品目を扱う。

 中山間部の名草、北郷、三和、小俣の各地区を週1回運行する。利用には事前登録が必要で現在約200世帯が登録。利用状況に応じて対象地域の拡大も検討する。石橋組合長は「採算ベースで考えると厳しいが、社会的課題である高齢の買い物弱者に対し、JAとしてできることをしたい」などとしている。

 同JAは市と「安心して暮らせるまちづくり」「強い農業の育成」などを目的とした地域活性化のための連携協定を結んでいる。