妻を病気で亡くし、シングルファーザーとして娘を育てた経験があります。児童虐待を減らすために、各地で親子向けのコンサートや講演を行っています。

 昨今、幼い子の虐待死が続き、子どもの貧困も拡大しています。なぜ行政の対応が後手になり、このような事態が起きているのか。国の教育政策の一貫性の無さが背景にある気がしてなりません。なので、今回の選挙戦で教育関係の論争が高まっていない点を歯がゆく感じています。

 中央省庁のインターネットサイトを定期的に見て、教育関連の国の情報を頭に入れるようにしています。

 仕事柄、教員と話す機会も多いですが、教育現場は疲弊しています。離職率が高まり、精神疾患による休職も増えている。保育士の人手不足も深刻です。そうした問題があるのに、各党の公約にはお金のばらまきとも思える政策が並んでいて違和感を覚えます。

 親の体罰禁止を盛り込んだ改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が6月に成立しました。児童相談所(児相)の体制が強まるのは良いことですが、児相を法的に支える弁護士との連携など、まだまだ課題は多い。栃木は虐待防止を願うオレンジリボン運動の発祥県。地元選出の政治家にはそのことを忘れずにいてほしい。

 投票は欠かさずにしています。今の社会はやるべきことをやらずに、批判だけをする風潮がまん延していると感じます。投票せずに、国や県の施策に文句を言うのは格好悪いと思います。

 【略歴】1968年、宇都宮市生まれ。2005年に「歌う海賊団ッ!」を結成し、船長「キャプテン☆うっちゃる」として活動中。本名・内田智博。