SNSに投稿するための写真を撮影する参院選候補者の陣営スタッフ=12日、宇都宮市宮園町

SNSに投稿するための動画を撮影する参院選候補者の陣営スタッフ=12日、宇都宮市馬場通り3丁目

SNSに投稿するための写真を撮影する参院選候補者の陣営スタッフ=12日、宇都宮市宮園町 SNSに投稿するための動画を撮影する参院選候補者の陣営スタッフ=12日、宇都宮市馬場通り3丁目

 21日投開票の参院選で、栃木選挙区の各候補者も会員制交流サイト(SNS)の投稿に力を入れている。インターネットによる選挙活動(ネット選挙)が2013年の参院選で解禁されてから6年。スマートフォンの普及などでより浸透したSNSを積極活用し、動画を通して人柄をアピールする姿が目立つ。有権者からは「政治を近くに感じる」「情報収集がしやすい」と好意的に受け止める声が上がっている。

 「6年前よりSNSが身近になっている」。自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)陣営の担当者は、13年の参院選との違いを語る。

 高橋氏は4日の公示日以降毎朝、フェイスブックに意気込みを語る動画を投稿する。他にも支援者と触れ合う姿などを多く公開し、人柄を伝えることを意識しているという。

 担当者は「政策を訴えるには直接会って伝えるのが基本」と話すが、「SNSは街頭演説の告知などの情報を発信する場として有効」と捉える。

 「オリオン通りの練り歩きスタート!!」。12日午前、宇都宮市中心部で街頭演説を終えた野党統一候補の立憲民主党新人加藤千穂(かとうちほ)氏(43)が歩き始めると、ほぼ同時に随行者が約7秒の動画を添えてツイッターに投稿した。

 加藤氏陣営はSNSを「若者・無党派層対策の一つ」と位置付け、写真共有アプリ「インスタグラム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」なども活用する。担当者は「一人でも多くの人の目に留まることが最大の目的」と説明する。

 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)にとってはネットが主戦場。「街頭演説では分からない人間性などが表現できる」とユーチューブなどで主張している。

 候補者の1人のSNSをチェックしているという那須町高久甲、酪農業高橋雄幸(たかはしゆうこう)さん(40)は「候補者がどんな人か分かるので、政治をより近くに感じる」とメリットを語る。宇都宮市、女子大学生(19)は「SNSで発信してくれると、情報が伝わりやすい。投票の参考にしたい」と話した。