防空頭巾を被りピースうつのみや会員の説明を受ける来場者(右)

 【宇都宮】第35回宇都宮空襲展が17日、江野町のオリオンACプラザで始まった。1945年7月12日深夜にあった空襲の被害や戦時下の生活を伝えている。21日まで。

 今年のテーマは「エッ!宇都宮にも空襲があったの⁉」。太平洋戦争を知る世代が少なくなった現状を踏まえ、原点から空襲や戦争を伝える姿勢を打ち出した。

 会場には炎に包まれた市街地を逃げ回る人々を描いた高さ約2メートル、幅約10メートルのパノラマ画や戦災翌日の焼け野原になった市街地のジオラマのほか、焼夷(しょうい)弾の残骸や防空頭巾の実物、空襲直後の写真などを展示している。

 今春から市内に住んでいる宇都宮大1年飯島胡桃(いいじまくるみ)さん(19)は、「宇都宮で空襲があったことを初めて知った。実物に触れることで本当に戦争があったと実感した」と話していた。主催者のピースうつのみや佐藤信明(さとうしんめい)事務局長(74)は「特に若い人に見てほしい」と来場を呼び掛けている。午前10時~午後6時。最終日は午後5時。