下野新聞社は14~16日の3日間にわたり実施した参院選栃木選挙区(改選数1)の世論調査に取材を加味し、終盤情勢を分析した。自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦=が序盤からのリードを保ち、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)が必死に追う展開となっている。政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)は苦戦している。ただ、約3割が投票先を明らかにしておらず、情勢は変化する可能性がある。

 再選を目指す高橋氏は、福田富一(ふくだとみかず)知事や首長、県議らに加え、約150の推薦団体が支援し、盤石な組織戦を展開している。

 県内全域を回り集会を行うなど票固めを着実に進めており、自民支持層は7割半ば、推薦を受ける公明支持層の6割弱を固めた。支持政党を持たない無党派層などにも食い込みを見せている。

 年代別では幅広い年代でリードしており、特に30代や10代の若者からの支持が高く、他候補を大きく引き離している。県内党支部、選対支部がフル稼働していることもあり全域で支持が広がり、県北、県東部に支持が厚い。

 加藤氏は立民、国民民主、共産など県内5野党による統一候補。最大支援団体の連合栃木や各党選対が連携し、市民団体も支援している。

 立民支持層の8割強を固めたほか、国民支持層の6割弱、共産支持層の7割弱から支持を得ている。街頭演説や遊説を重ねており、無党派層の2割近くに浸透している。年齢別では序盤よりも20、30代で支持が進んだ。一方、男女別では女性の支持が伸び悩んでいる傾向もある。

 地域別では、無党派の多い大票田の宇都宮市に注力して戦っており、序盤よりも支持が広がっている。県北部では勢いに欠ける。

 町田氏は主にインターネット上などで選挙活動を展開。支持は一部にとどまっている。