とちぎ江戸料理の駅弁「小江戸旅弁当」

駅弁「小江戸旅弁当」の掛け紙

とちぎ江戸料理の駅弁「小江戸旅弁当」 駅弁「小江戸旅弁当」の掛け紙

 【栃木】市独自の名物「とちぎ江戸料理」にちなんだ駅弁「小江戸旅弁当」が完成し、JR東京駅構内で10日から販売がスタートした。同駅で開催中の新作駅弁フェアに合わせて、市などが都内の弁当店と共同で開発した。フェア終了後も同駅で販売が継続されるほか、他駅での展開も検討中という。

 弁当は、くちなしの実で炊きあげたおこわ「染飯(そめいい)」の上に、巴波(うずま)川にちなんだぐるぐる巻きのかんぴょう煮、モロ(サメ肉)の漬け焼き、ほかにもハスの名所「つがの里」にちなんだハス煮天ぷらが並ぶ。里芋の田楽、岩下の新生姜(しょうが)なども盛り込み、彩りを豊かにした。

 駅弁の掛け紙には、山車や土蔵群、遊覧船の船頭といったイラストが描かれ、市をアピールしている。

 とちぎ江戸料理は、(1)江戸期の料理を再現したもの(2)郷土料理(3)江戸の要素を感じさせる創作料理-のいずれかを満たす料理。新たな名物で観光客を呼び込もうと、2015年から市と飲食店などが手を組み、プロジェクトをスタートさせた。

 弁当は、昨秋のとちぎ秋まつりがきっかけ。会場や東武浅草駅で試行販売したところ好評だったため、常時販売を目指して企画した。TVドラマで料理の監修なども行う市出身の料理研究家冬木(ふゆき)れいさんが監修。秋まつりの弁当を基に、駅弁を手掛ける「日本ばし大増」(東京都荒川区)と連携して開発した。

 値段は税込み1千円。JR東京駅で21日まで開催中の「夏の新作駅弁フェア」で、初お披露目となった。市観光振興課の担当者は「この弁当がきっかけとなり、市の誘客につながればと期待している」とした。