県県土整備部は14日までに、県管理道路を3年間で19キロ無電柱化する推進計画を初めて策定した。無電柱化を推し進める国の動きに対応し、市街地の緊急輸送路確保やバリアフリー化、通学路の安全確保、観光地や伝統行事開催地の景観向上などを図る。県は1986年度から115キロの無電柱化を目指して工事を進めており、今回の計画によって2021年度の進捗(しんちょく)率は80%になる予定だ。

 計画では優先的に整備する基本的な方針と整備目標として、(1)市街地の緊急輸送道路8キロ(2)バリアフリー化の必要な特定道路や通学路4キロ(3)景観形成・観光振興につながる道路7キロ-を掲げた。

 施行箇所は宇都宮や栃木、鹿沼、日光、那須烏山、茂木など12市町22カ所以上となる見通し。世界遺産「日光の社寺」周辺や「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」「烏山の山あげ行事」といった伝統行事が行われる道路などが予定されている。

 総事業費は未定だが、国の重点化事業として手厚い財政支援が受けられる。手法は複数の電線を地中に埋設する電線共同溝方式が中心で、低コスト手法の活用や関係者間の連携強化などの施策も講じる。