シモツケコウホネを観察する森の会のメンバーら

 【日光】東京都千代田区に本部を置く短歌団体「地中海」内のグループ「森の会」の11人は10日、小代地区のシモツケコウホネの自生地を訪れ、歌会を開いた。「踝(くるぶし)の深さの小さき流れなり花のみのぞくシモツケコウホネ」など、趣向を凝らした22首が詠まれた。

 シモツケコウホネは国内希少野生動植物の水草で、本県のみで自生が確認されている。川底に根を張り、直径約2センチのかれんな黄色い花を咲かせる。

 同グループは、シモツケコウホネを観賞し里山の風景と併せて短歌にしようと、初めて同地区での歌会を企画した。

 約130株が咲いていたこの日、メンバーは「水中に沈む葉が、花を乗せた船のようだ」などとシモツケコウホネを観察し、市落合公民館に移動して歌を披露し合った。