参院選は12日、17日間の選挙戦の折り返しを迎えた。栃木選挙区(改選数1)では自民党現職と、野党統一候補の立憲民主党新人が事実上の一騎打ちを展開し、各候補は街頭演説や遊説で県内全域を一巡した。両陣営は「終盤の戦いが票を大きく左右する」として、組織票固めや浮動票獲得などそれぞれの戦略を進め、ラストスパートをかける。

 再選を目指す自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦=は12日、県最南端の野木町から活動をスタート。下野市、栃木市、壬生町を回り、夜は真岡市で個人演説を行った。すでに県内2巡目に入り、朝早くから分刻みで街頭演説や集会をこなしている。

 報道各社の世論調査では高橋氏優勢との見方が多いが、陣営幹部は「手応えとしてはまだまだ。緩めば選挙は負ける」と引き締めを図る。

 県内5野党の統一候補、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は、大票田の宇都宮市に重点を置きつつ、県内全域で街頭演説を重ねる。12日は立民公認で立候補したアイドルグループ元メンバーの市井紗耶香(いちいさやか)氏と共に同市のオリオン通りを練り歩き、午後は那須塩原市や大田原市に入った。

 知名度不足が課題だが、党幹部が次々に本県入りし応援。「全力で浸透を図る。これからが勝負」(陣営幹部)と意気込む。

 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)はインターネットの会員制交流サイト(SNS)で情報発信。今週末は宇都宮市内で街頭演説を行う予定という。