【大田原】メダカを100品種約1千匹集めた夏の企画展「メダカ・メダカ・メダカ」が12日、佐良土の県なかがわ水遊園で始まった。近年ブームになっているメダカをじっくり観賞してもらい、泳ぐ姿から涼を感じてもらおうと企画した。体が3色でラメが入った人気品種や本年度の新品種など、多彩なメダカに出会える。9月1日まで。
県内に生息する原種の「ミナミメダカ」のほか、ヒレが長く優雅な姿が人気の「青蝶(あおちょう)」、背中が淡く光る「紫陽花(あじさい)」など美しい品種が楽しめる。展示会場には「日本の夏」をイメージし、風鈴や縁側などが設置されている。
そのほかメダカを絵付けする風鈴作りやメダカの人気投票など、さまざまなイベントが楽しめる。8月10日には「メダカのつくだ煮」の試食会がある。
この日も多くの愛好家が訪れ、水槽一つ一つをじっくりと観賞していた。自身でも15種類ほど飼育しているという那須塩原市埼玉、大杉美起夫(おおすぎみきお)さん(70)は「こんなに多くの品種を見たのは初めて。意外と見る機会のない原種も展示してあるのが良かった」と話した。
期間中、無休(ただし今月16日は休園)。観覧料は高校生以上600円、小中学生250円。(問)同園0287・98・3055。