八坂神社に飾り物を設置した陽北中美術部の6人。奥が「国生み」の飾り物で、左が顔はめパネル

 【宇都宮】地元の祭りを彩ろうと、陽北中美術部の2年生6人が10日、今泉4丁目の八坂神社を訪れ、15~19日に同神社で行う天王祭の飾り物を設置した。2017年から毎年実施しており、今年は令和初の祭りにちなんで神話「国生み-天地創造」を題材に、日本国土の誕生を柔らかいタッチの絵やオブジェで表現。同校OBの氏子らも協力し、祭りに向けて境内を飾りつけた。

 飾り物は江戸時代から続くしきたりで、家内安全や無病息災を願って境内に設置する。美術部員たちは春から、本格的に飾り物の制作に取り組んできた。

 題材にしたのは、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)による国造りの神話。神々から授かった「天(あめ)の沼矛(ぬぼこ)」で海をかき回すと、引き揚げた矛先から滴り落ちた潮で国土ができ上がったという。生徒たちは縦90センチ、横3・6メートルのベニヤ板に描いた絵と、紙などで作った矛や日本列島を組み合わてこのシーンを表現。池の中に置いた台の上に設置した。