宇都宮市役所の国民年金に関する窓口。訪れた人の中には、老後の暮らしに不安を抱える人もいた=10日午後、宇都宮市旭1丁目

宇都宮市役所の国民年金に関する窓口。訪れた人の中には、老後の暮らしに不安を抱える人もいた=10日午後、宇都宮市旭1丁目

宇都宮市役所の国民年金に関する窓口。訪れた人の中には、老後の暮らしに不安を抱える人もいた=10日午後、宇都宮市旭1丁目 宇都宮市役所の国民年金に関する窓口。訪れた人の中には、老後の暮らしに不安を抱える人もいた=10日午後、宇都宮市旭1丁目

 参院選で大きな争点の一つとなった年金問題に、県内でも不安や関心が高まっている。老後資金2千万円問題を契機に、県内の金融機関では資産形成などに関するセミナーがにわかに活況を帯びる。有権者は「自分たちは、どのくらい年金をもらえるのか」「将来世代につけを回すのは心苦しい」と打ち明ける。21日の投開票が近づく中、「安心できる制度に向けた議論を深めてほしい」と願う。

 10日午後、年金手続きの相談で宇都宮市役所の窓口を訪れた同市清原台2丁目、会社員篠崎真弓(しのざきまゆみ)さん(56)は「今からじたばたしても2千万円なんてためられない。死ぬまで働くようになるのかな」と肩をすくめた。老後資金2千万円問題で不安は募り、「お金をためる方法を自分なりに調べるようになった。民間の保険で積み立てをしようか考えている」と話した。

 6月上旬に問題が取り沙汰されて以降、県内でも長期の資産形成や投資に関するセミナーへの関心が高まりつつある。足利銀行広報室によると、定期開催のセミナーは「普段、集客に苦戦する」が、今月下旬の回は「年金問題もあり、申し込みが盛況」という。