参院選栃木選挙区の投票率

 第25回参院選の公示から10日で1週間。選挙戦の序盤を終え、栃木選挙区(改選数1)で争う陣営には、有権者の反応の薄さを嘆く声が少なくない。期日前投票の出足も鈍く、有権者に占める割合は全国平均を下回る。統一地方選と重なる12年に1度の「亥年(いどし)」の参院選は選挙疲れなどから本県も投票率が落ち込む傾向があり、前回の51・38%を下回る可能性が指摘される。

 「国政選挙とは思えないほどに関心が低い」。立候補した自民党候補の陣営幹部は、そう危機感をあらわにする。立憲民主党候補の陣営関係者も「若者はなかなか足を止めてくれない」と焦りをにじませた。

 総務省の中間発表では、5~7日に栃木選挙区で期日前投票したのは1万5735人。全有権者の0・96%で、全国平均の1・32%を下回る。1日当たりの投票者数は2016年参院選の時より1割ほど少ない。今回の期日前投票所は151カ所で16年に比べ24カ所増えたにもかかわらずだ。

 政権選択につながる衆院選と違い、政権に中間評価を下す性格がある参院選は盛り上がりづらいとされる。特に1947年以降で計6回あった亥年の参院選は、自民党に逆風が吹いた2007年を除く5回で、全国の傾向と同様に本県投票率も大きく落ち込んだ。

 不名誉な記録も生まれた。総務省によると、亥年だった1995年の栃木選挙区の投票率は全国最低の35・94%。第1~24回参院選の各都道府県の投票率を通じて史上最も低い数字だ。

 参院選の前哨戦とされる今年4月の県議選でも投票率は40・44%にとどまり、過去最低を更新したばかり。投票率の低迷が懸念される中、県選挙管理委員会は今週末以降、街頭での啓発活動を展開する。栃木SCのJ2ホーム戦やJR宇都宮駅で啓発品を配るほか、著名人を起用したイベントも開く。

 県選管の担当者は「特に投票率が低い18歳~30代前半を主なターゲットにして、投票率の底上げにつなげたい」と話している。