鉛筆を持ち寄り、教室内の専用箱に入れる児童ら

 【佐野】学用品に恵まれないネパールの子どもたちを支援しようと、三好小の児童らが、短くなった鉛筆を集めている。鉛筆をつなぎ合わせて再び使えるようにし、同国農村部などの経済的に困窮している子どもたちに贈る。「お絵描きや勉強に役立ててほしい」。児童らが持ち寄った鉛筆は、2日時点で既に200本を超えた。

 活動のきっかけは、2年儀同流維(ぎどうるい)君(7)の母美和子(みわこ)さん(44)の呼び掛け。美和子さんは米国在住時、知人のネパール人から「学校に通えない子やストリートチルドレンも多い」などと同国の現状を聞かされた。帰国後、同国支援策として日本の良質な鉛筆の再利用に目を付けた。

 美和子さんが5月末ごろ、渋江隆夫(しぶえたかお)校長(56)に鉛筆集めへの協力を打診。渋江校長は快諾し、1~6年の各教室と職員室に専用の箱を設置した。児童は自宅から使わなくなった短い鉛筆を持参し、2日までに200本以上が集まった。

 集まった鉛筆は、美和子さんが専用の道具を使って手作業でつなぎ合わせ、再び使える長さにする。完成した鉛筆が、経済的に困窮している子どもたちの手に渡るよう、ネパール人の知人を通じ、現地の教育関係者と贈り先の調整もしているという。

 自宅から短くなった鉛筆を20本持ってきたという3年飯塚雄大(いいづかゆうた)君(9)は「鉛筆で好きな絵を描いたり、手紙を書いたりしてほしい。ネパールの人が笑顔になってくれたらうれしい」と話した。

 学校で集めた鉛筆は、11日に美和子さん側に手渡し、その後ネパールに送られるという。