13年ぶりのF1優勝の喜びなどを語る浅木センター長=さくら市下河戸

 自動車レース最高峰のF1シリーズ第9戦オーストリア・グランプリ(6月30日)で、エンジンメーカーとして2006年以来、13年ぶりの優勝を飾ったホンダ。エンジンなどのパワーユニット(PU)開発を担う「本田技術研究所 HRD Sakura」(さくら市下河戸)の浅木泰昭(あさきやすあき)センター長(61)が9日、下野新聞社の取材に応じ、「なかなか結果が出なかったがホッとした。PU製造者としては格別の気持ち。携わってきた人たちの一歩一歩が実を結んだ」などと喜びを語った。

 今回の優勝でF1通算73勝目だが、15年に復帰してからの「第4期」では実に5年目にしての初優勝。前戦から投入した新仕様のPUを「攻めの設定」にして臨んだレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が、ライバルのメルセデスやフェラーリのマシンを次々に抜き去る圧巻の内容での勝利だった。

 2014年に稼働したSakuraは、ホンダの英知を結集した「F1活動の総本山」(浅木センター長)だ。施設ではレース中、現地とリアルタイムでデータを共有して開発に生かしている。